製造業のサービスをアフターサービスなどに限定するのではなく、ビジネスの柱として提供する「サービタイゼーション(Servitization、サービス化)」に対する記事。インフラや防衛などミッションクリティカルな領域では特にこのサービタイゼーションは有効で、日本企業は遅れているよ!!という内容。
例として農業機械のジョンディアの例があげられている。
例えば農業機械を展開している米国のJohn Deere(ジョンディア)は、GPSを使ってトラクターなどの機械を遠隔操作するサービス「iGuide system」を2007年から開始。従来の製品販売だけでなく、遠隔操作サービスを組み合わせることで、製品そのものの価値を高めている。
KOMTRAXなような気がするが…… まあ、このようなモノがサービタイゼーションらしい。
コレって、傍から見ると一部の大企業には必要になるだろうが、大多数の企業にとっては手に余る物では無いのだろうか?所謂イノベーションのジレンマに向かう気がするのは機能性だろうか?
記事では、サービタイゼーションはメーカー、ユーザー共にメリットがあると書かれているが、やはりメリットが強いのは収益基盤が安定するメーカー側だろう。本当にユーザーはこのような「サービス」を求めているのだろうか?「モノ」が欲しかったのではないのだろうか?
この「サービタイゼーション」はビジネスの柱になるものらしい。実施するならその通りだろうと思う。コアとして管理すべきリソースが「モノ」から「ヒト」へ大きく変わるから現状にアドオンという形では厳しいだろう。
こうなると、現状大きなメーカーはドラスティックな変更は厳しいだろうから、◯◯サービスというような子会社を作ってチャレンジするのではないだろうか…… あれ、これって今と何が違うんだろうか?