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Google曰く「AutocompleteAPIをSEOツールに使うのは許さない」(意訳)

Google ウェブマスター向け公式ブログ: Autocomplete API の今後のご利用について

Googleから「Autocomplete API」に対する未許可のアクセスを制限する旨の発表がなされている。

Google非公開API

Googleでは多くのAPIが存在している。このAPIには実は2種類ある。1つは、公式にサポートされているAPI。そして、もう一つは、公には存在が発表されていない非公開APIである。

ただ、この非公開APIは問題なく動作するために、実は多くの製品に組み込まれている。この手の物では、古くなるがGoogleReaderのAPIが有名だろう。もう無くってしまったがGoogleReaderには多数のクライアントが存在していたが、あれは非公開のAPIによって支えられていた。

ただ、非公開はやはり非公開であり、この手のAPI利用にはリスクがともなう。

しかしながら、サポートされていない非公開の API の使用には、ある日突然 API が利用できなくなるというリスクが伴うこともあります。 

上記の記事でも、Googleは、非公開のAPIというのは「ある日突然使えなくなるリスクがある」と発表している。

今回発表されている、AutocompleteAPIもこの手の非公開APIである。利用者が多いからだろうか、今回は突然使えなくなるするのではなく、事前アナウンスがなされている。

そもそもAutocompleteAPIってなんだ

AutocompleteAPIの前に、そもそもAutocompleteについて整理をしておきたい。

Autocompleteは、検索候補を補完してくれるものだ。Googleの検索窓にテキストを入れると、検索キーワードを補完するため、組み合わせのキーワードを表示してくれる仕組の事である。

f:id:niwaringo:20150810150146j:plain

このAutocompleteには、非公開のAPIが提供されている。下のようなURLで、パラメータqの値を変える事で、補完候補を取得出来る。

※ 20158月10日現在は動いているが、じきに動かなくなるだろう。

※ リンクをクリックするとテキストファイルが落ちてくるので気をつけたい。

http://suggestqueries.google.com/complete/search?client=firefox&q=hatena

SEOとかコンテンツマーケに使われるAutocompleteAPI

本来は、検索者のために検索体験のために利用されるがオートコンプリートである。しかしながら、このAutocompleteAPIは、SEOやコンテンツマーケティング目的でも利用されている。

「検索候補を取得して、それを狙うことでロングテールキーワード対策をする」的な使われ方が代表である。

そして、この用途を支えるために、SEO・コンテンツマーケツールとして「検索候補アシスト」みたいな機能としてAutocompleteAPIが組み込まれている例も少なくない。

オートコンプリートは検索者のために限定される

そこで、Google 検索の一部というオートコンプリートの位置づけを保つため、2015 年 8 月10 日より、非公開の Autocomplete API に対する未許可のアクセスを制限します。 

Googleとしては、検索者のための道具が目的外利用されている現状に我慢ができなくなったのか。それとも、これらのAPIアクセスが無視できないレベルになって来たのか。はたまた、一部のお作法ができていない人たちに対する警告なのか。

きっと、理由は1つではなく複合的なものなのだろう。

今回のGoogleによる、AutocompleteAPI制限で一番影響を受けるのは、上記のように機能が動作する前提として、AutocompleteAPIを利用している製品だろう。

そして、影響を受ける製品としては、無視できないレベルの影響かもしれない。今後の動向を注意したい。