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感情による炎上という空気は事実では消せない……五輪エンブレム騒動から学ぶこと

間違いなく炎上史に残る出来事となってしまった五輪エンブレム騒動。

 

徳力は、今回の原因として4つの要因をあげられている。

■初動の遅れは取り返せない
■炎上原因の誤解がさらなる炎上の火種に
■メディア対応における逆ギレは致命傷
■責任者の不在こそが最大の問題

この中で「炎上原因の誤解がさらなる炎上の火種に」という炎上スパイラルについてが特に興味深い。

重要なポイントは既にこの時点では、この問題は単なる法的な問題では無く、新国立競技場問題から続く組織委員会の不祥事として、国民的関心事である報道対象になってしまっていたという点です。

つまり、国民が求めているのは度重なる不祥事に対するお詫びの言葉であって、この際技術的な細かい説明は役に立たない状況に陥っているわけです。

五輪エンブレム問題の原因は、エンブレムではなく五輪組織員会の不祥事に対する苛立ちなので、技術的な説明ではなくお詫びだったという考察。おっしゃる通りである。

 

感情のもつれから発生した問題を、いくら理路整然と説明しても何も解決しないというのは炎上対策として重要な事項であろう。大事なのは空気。山本七平に分析してほしい。

専門家に言わせれば問題が無かった今回の五輪エンブレム問題。個人的には、あれからいろいろなエンブレムが出ているけれども、佐野氏エンブレムの出来は、他よりも頭二つくらい飛び抜けて良いと思っているだけに、炎上鎮火に失敗したのが残念だ。

 

 

「空気」の研究

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